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ユダヤ教三大祭り「仮庵の祭り」がはじまり、町は祝いの祝賀ムード

2021年9月21日~27日、イスラエルはユダヤ教三大巡礼祭り(過越祭、七週の祭り、仮庵の祭り)のうちの一つとして仮庵の祭りの期間となった。

仮庵の祭りとは、この祭り期間中は一切の労働をせずに、仮庵に住み、秋の農作物の収穫を神に祈るお祭りです。祭り期間は、正式に定められているわけではなく、9月下旬から10月上旬の間に年によってバラバラに設定される。このお祭りは古代エジプトにて奴隷となっていたユダヤ人がモーゼスの導きにより、エジプトを脱出した後に、イスラエルへ戻るまで荒野を約40年さまよい続け、仮庵で生活を営んでいた神話が由来となっている。今では、仮庵とは写真のような屋根の一部だけをヤシ葉で覆い、残りは、布で作成されたテントのような建築物だが、古来は木の枝のみで建てたものに、ヤシの木の葉で覆われたものだったと言われている。イスラエルの広大な砂漠をヤシの木の葉で生活するのは、さぞ過酷な生活だっただろうと思う。仮庵は、現在では、家の庭やアパートのベランダに建てられたり、ユニークなデザインの仮庵で豪華な食事を取ったりと、形や姿を現代風に変えることによって、伝承し続けている。尚イスラエルでは、特殊な公職に就いているもの以外の男性は8日間仮庵の中で生活することを義務付けられている。

街では祝賀ムードで賑わい、仮庵での生活だけでなく、多くの屋台がでたり、町がヤシの実と葉を持ち、嘆きの壁へ参拝する人で賑わう。ユダヤ人権団体はエルサレムの神殿で大規模な礼拝イベントを企画し、国内外のユダヤ教徒を一同に集結させた。あのユダヤ人権団体副所長のライナー・サーモン氏も礼拝堂に訪れており、記者の取材にこう答えた。

ライナー氏「今年もこの世界中のユダヤ教徒が一か所に集結するこのイベントの開催をどんなに待ち望んでいたことか。今年もたくさんの仲間が集まっていただきました。感動でいっぱいです。私は、日頃からユダヤ差別やナチスと戦い続けていますから、祭り期間であってもユダヤ差別を見つけたら、どこへでも駆けつけます。きっと私にもモーゼスの導きがくるかもしれません。」と語っていた。


エルサレム 報道局

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