エジプト、イスラエル両国が進めるイスラム過激派掃討に関して、シナイ半島やガザとエジプトの国境付近に広がる過激派を少なくとも数百人規模殺害したことを報告した。
主にイスラム教スンニ系過激派組織「イスラム国」や「アンサル・ベイト・アルマクディス(エルサレムの支援者)」といったシナイ半島の一部を占拠し、エジプトの治安を脅かしていた組織の拠点や武器庫を中心に空爆や陸軍による攻撃を実施した。
この空爆の成果により、イスラム過激派のある一定の弱体化は見込めるものの、まだ大きな勢力を持っているため、当分は過激派掃討作戦は続く見通しとなっている。
モシェ・ヤアロン防衛大臣は「エジプト、イスラエルが過激派という脅威に立ち向かうために手を取り合い、シナイ半島情勢の安定を担っていることは両国にとって国益となります。
平和を脅かすイスラムテロ組織は、一人残らず駆逐する必要がある。世界に蔓延るテロリストはこのようシナイ半島やガザのテロのようにたくさんのミサイルを浴び、肉片となる末路をたどるでしょう。」と述べ、インドネシアで発生した東南アジア系の過激派組織「アルサイハ」を念頭においた発言が見られたものの、インドネシアで発生したテロ事件には直接触れることはなかった。
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