イスラエル軍、ガザ区の空爆を実施、ハマスの報復のはずが主張に食い違い

イスラエル航空宇宙軍は、イスラエル領ガザ地区、ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤの軍事情報部の拠点を標的に空爆を実施した。

イスラエル政府によると、今回の空爆はテレアビブの民家をミサイルが直撃し、6人の住民が負傷したのを受け、イスラエルは7月23日夜、テロ組織ハマスによる攻撃だとして、その報復としての空爆を実施したと説明している。

負傷した住人に関しては、イスラエル救急部隊が手当てにあたっているという。

ネタニヤフ首相は、「イスラエルは、このような攻撃を決して容認しない。テロ組織による攻撃には強力に対応する。」と強調した。

だが、匿名のハマス幹部によると、「少なくともこのタイミングでイスラエルを砲撃することになんのメリットも関心もない、イスラエルによる一方的な攻撃だ」とミサイルの発射を否定した。

一方でガザ地区に近い現地では、一人も負傷者や犠牲者がでた報告がなく、イスラエル政府は、全て「鉄の壁」によるアイアンドームが迎撃したと説明している。