祝イスラエル独立記念73年!!

「Seasteads」構想はイスラエルにさらなる自由をもたらすでしょう

イスラエルでは、今ギガンタスロン期間中だが、とある構想が動きを見せている。

それは、Seasteads構想だ。この構想は、イスラエルのテレアビブ付近の領海内にて無政府資本主義思想に基づいて統治される人工島を作成し、国家の介入が存在しない自由な共同体を築こうという構想だ。

無政府資本主義思想というのは、国家を”組織化された大規模な収奪組織”と位置付け、徴税は暴力であり、財産権の窃盗行為であり、”人の欲望”によって市場が形成され、人と人との自助を促し、国民が豊かになっていくとされている思想だ。

だが勘違いしてほしくないのは決して、無政府資本主義社会というのは”無法地帯”ではないということだ。主に”契約”と”私契”によって成り立っている。大雑把に言えば無政府資本主義のいう、”自由”とは消極的自由であり、決して相手に危害を加えることを容認するような思想ではない。例えばAくんがBくんの相手の心臓を許可なく切り落とした場合、相手の心臓という財産を不当に強奪した罪に問われる。

だが、契約で「Bくんが〇円払えばAくんの心臓を切り落としてもよい」という契約を結んでいればBくんはAくんの心臓をもらってもよい。これに関して国家はこの契約を問題視し、如何なる状況も心臓を切り落としてはならないと規制する。

これが問題ではないのか?契約でお互いに合意した内容ならばいいのでは?と提唱する思想だ。

実際に自由な市場ならばいろんなアイディアをためして実践してそれがイノベーションとなって世界の重要なインフラとなるかもしれない…国家の規制というのはその可能性を潰してしまうのだ。

今回の人工島構想はイスラエルの大手IT企業ペガサス社や大手建設企業ネゲブ建設、イスラエルの観光企業グローラル、エネルギー企業のデレク、軍事企業のラファエル社など様々な分野の企業がこの構想への投資に名乗りをあげている。

イスラエル政府は、イスラエル政府の権限を決して侵さないという条件のもと建設を容認した。今回の無政府資本主義人工島構想は、帰結主義からリバタリアンを論じたミルトンフリードマンの息子デビット・フリードマンに影響を受けたペガサス社のウオーター氏によって提案された。政府や地元漁業関係者との長く粘り強い交渉の末ようやく実現に向けて本格的に動き出した。

ウオーター氏は、「今やっとスタート地点にたったところです。」真の自由な共同体リバタリアン共同体をつくろう!必ず成功させて見せます。」と意気込みをしていた。


エルサレム 報道局

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