イスラエルにて、現在引っ越しのブームが巻き起こっている。
特に人気の場所がユダヤ・サマリア区(ヨルダン川西岸区)への引っ越しだ。理由は、イスラエルは現在都市部では住宅価格の高騰が問題となっているからだ。
現在イスラエルは様々な外資企業や投資促進させるための規制改革を推進し、企業誘致に力を入れている。だがこれらの政策は、経済効果をもたらすものの土地や家賃の価格を押し上げ、貧困層に直撃する問題もある。
イスラエルでは、国民皆保険制度はあるものの小さな政府政策を掲げているため、貧富の差が問題となっている。
これにより、住宅価格の高騰の影響を受けたイスラエルの若者たちや宗教上の理由から郊外へ引っ越してくらす人が相次いでいる。こうした引っ越しの動きを心待ちにしている不動産屋も多い。
イスラエルの不動産屋のハクサバさんは「イスラエル人が引っ越しを始めると、住宅価格は約10%~15%ほどあがる。この引っ越しは国を挙げてサポートしてくれるだろうから、今後も大きな市場になることは間違いないね。」と笑顔で話していた。
こうした引っ越し促進政策はイスラエルの貧困層にも優しい政策となっている。
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