イスラエル軍参謀総長(IDF)のアビブ・コチャヴィ中将によると、エジプトとイスラエルが行っていたシナイ半島に駐留していたイスラム国をはじめとしたスンニ派過激派掃討作戦において、一定の弱体化を見込んだとして、IDF陸軍2000人陸軍を今月中に完全に撤退させる方針を示した。
IDFはこれまでシナイ半島を100回以上の空爆をし、エジプト軍と連携してテロトンネルや武器庫やトンネルに使うコンクリート工場などを破壊したという。イスラム過激派組織を千人規模殺害した。なお空爆は今後も続けていく方針だが、ステルス戦闘機であるF-35Iは撤退し、F-16I戦闘機でのみ空爆が行われることになるという。エジプト軍の今後の方針はまだ明らかになっていないが、シナイ半島の過激派組織はまだ一定の勢力を保っているため、エジプト軍の撤退は難しいものと見ている。イスラエル陸軍がシナイ半島に駐留する目的で使用されていた基地は、今月中に取り壊される方針だ。
これによりシナイ半島に駐留していたIDF軍は公約通り完全撤退することになった。エジプトは原理主義的なイスラム諸国とは違い、世俗的な政権運営を取っており、今後も様々な分野で連携を取る方針だ。
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