イスラエル航空宇宙軍(イスラエル空軍)はエジプトからの要請を受けていた過激派掃討作戦を開始したことを発表した。今回の過激派掃討は大規模なものでエジプト陸軍とイスラエル国防軍陸軍2000人がシナイ半島に投入される。今回の作戦で投入されるF35-Iは、最新のステルス戦闘機で、アメリカから購入した、F-35をイスラエルが独自のソフトウェアを組み込んで、改良したものとなっている。
エジプトにはイスラエル国防軍がシナイ半島から手を引いた時を境にイスラム過激派がシナイ半島ほぼ全土で台頭している。エジプトから要請のあった場所は、シナイ半島北部とガザとエジプトの国境付近の過激派の空爆と南部の過激派の攻略である。
今回行われる過激派掃作戦は大規模なものとなっており、イスラエル陸軍2000人ほどが投入された。イスラエル陸軍は、エジプトのヌウェイバを拠点に過激派掃討に先駆けエジプトとの連携をする。
エジプトとはガスパイプライン建設も予定されており、過激派の掃討がイスラエル、エジプト両国のインフラを支える上で最重要課題と位置付けている。
イスラエル陸軍が保有している戦車メルカバは、人工知能の搭載により敵を自動判別し高速で動く敵も捕縛することができ、VRも搭載されているため、全方位を安全に見渡すこともできる。これらのハイテク機器が搭載されているため、作戦可能時間が従来の戦車の30%伸び戦車の中に籠っていても周囲との情報共有が容易となっている。
その他にも低高度で侵攻してくるドローンやヘリコプター、ミサイル、誘導爆弾などに対し即応して迎撃を行う防空兵器スパイダーと飛来する脅威を受動体赤外線レーダーで探知し迎撃体を発射して、飛来物を無力化するアイアンフィストが導入されている。
イスラエルのモシェ・ヤアロン防衛大臣は、「今回の作戦は両国の国益を守るための大切な戦いとなっています。イスラエルとエジプトがこの戦いで手を取り合い、これからの交流を促進していくことは中東情勢に安定をもたらすでしょう。」と述べた。
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